DQ3のダメージ計算式について

ONGYさんという方がDQ3の打撃によるダメージ公式を調査したということで、
これは!と思い転載の許可をいただきました。
以下のデータはULTIMAGARDEN掲示板でONGYさんが書き込んだものを
多少読みやすくしたものです。

 

[x]:xの整数部分
<x、y>:xとyを含む、xからyまでの全ての整数の中から無作為に選ばれた1つの整数
A=攻撃力、D=[守備力/2]、E=A−D、取り得る全てのダメージ値=d、とします。

GBC版3のダメージ計算式(2行目は見易く変形)
d=[E×(100+<0、52>)/256]
 =[E/2×(1+<−28、24>/128)]


SFC版3のダメージ計算式(2行目は見易く変形)
d=[E×(99+<0、54>)/256]
 =[E/2×(1+<−29、25>/128)]


以上のことから、本当に無作為にx〜y間の整数が選ばれるなら平均ダメージは
従来の簡易ダメージ計算式(d=E/2)よりやや少なくなる
ことがわかります。
(以下に書くように、この分布には偏りがあるので結局はE/2になるかもしれませんが…)

また、SFC版では
E≦A/8の時、d=<0、[A/8]−1>

となっているそうです。ポイントは、Aが8の倍数であればちょっと得をするということでしょうか(笑)
(例:スカラ過剰状態で攻撃力240のバラモスから受けるダメージは最大29

ただし、ONGYさんによるとダメージ分布にはかなり偏りがあり、上限値と下限値が異常に
出やすい
とのこと。実際に0〜52等の整数が無作為に選ばれているわけでもなさそうです。
厳密に考えると乱数テーブルとかいろいろ絡んでくるのでしょうが、実際にプレイする際には
そこまで気にならないでしょう。
低レベル(ステータス)攻略の際、最大HPに関しては気をつけておきたいところです。

*ONGYさんも乱数テーブルを解明できたらなぁ…という夢を描いているそうですが(笑)

 

●有効活用のしかた

SFC版を中心に考えます。
結局、上の式からわかるのは(厳密に考えないとすると)通常攻撃で受ける(与える)ダメージは
およそ(E/2)×(0.77〜1.20)の範囲に収まるということです。
今までの計算式ではダメージの中心値が(およそ)E/2ということぐらいしかわからなかったので、
誤差の範囲がわかっただけでもかなり有効だと思います。

また、例えばバラモス戦の攻略を考えてみると
通常の攻略のようにスカラ(スクルト)を過剰にかけると打撃で受けるダメージは0〜29となりますが、
基本守備力を104にしてスカラを3回かけ、守備力が416になるように調節すると受けるダメージは
12〜19となり、ダメージの分散(と最高値)が抑えられます。
実際にこの手法を用いることにより、英さんが転職未使用、僧14戦4魔4勇1のパーティでバラモスを
撃破するのに成功しています。

あるいは、もっと単純に守備力は偶数の方が効率が良くて奇数(+1)の効果は全くないこともわかります。

このダメージ公式の活用法は他にもまだいろいろとあると思いますが、後は各自で考えてみてください(ぉぃ

 

…何というしまりのない終わり方でしょう(^^;

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